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開業に「補助金」や「助成金」を利用できるの?

出店計画・資金計画・事業計画

開業するにあたり、資金の調達で悩まれている方も多いのでは。開業する際に「補助金」や「助成金」の利用を検討している方も多いと思います。この記事では、補助金や助成金の概要と注意点について解説します。

■10秒でわかる!この記事の内容
・補助金や助成金だけでは、開業することはできない。
・補助金や助成金の給付は、申請から1年程度かかることが多い。
・開業資金は、自己資金と融資で調達するのが確実でベスト。

補助金・助成金・融資などの違い

資金の調達方法には、補助金・助成金・出資・融資・借入など、いろいろな方法があります。それぞれの概要を理解したうえで、資金調達を進める必要があります。

●補助金とは
国や地方公共団体などから、事業資金の一部または全額が給付される制度です。補助金を受給するためには審査が必要になります。

●助成金とは
補助金と同様に、国や地方公共団体などから、事業資金の一部または全額が給付される制度です。申請条件を満たせば受給できます。

●補助金と助成金の共通点
どちらも基本的に返済義務はありません。返済義務のある融資や借入と異なり、開業後の負担になりにくい点が魅力です。但し、申請から給付までに時間がかかる点に注意が必要です。そのため、開業の初期費用に直接充てることはできません。(但し、一定の条件を満たせば開業資金に活用できる補助金・助成金もあります)

●融資とは
主に事業主として金融機関や公的機関から資金を借り入れる調達方法です。審査基準を満たせば、~数千万円という多額の資金を調達できます。借入金額に利息を加えて返済する必要があります。

●借入とは
主に個人として親族や知人などからお金を借りる調達方法です。融資と違い審査はなく、双方の信頼関係によって成り立っています。借入する金額や利息は双方の相談のうえで決定されます。

●出資とは
事業の成長を見込んで資金を援助してもらう調達方法です。一般的には投資家に株式を購入してもらうことで、資金が援助されます。株主に信頼されるための経営努力が求められます。また、融資や借入とは異なり、基本的に返済する義務はありません。

補助金と助成金で開業はできるの?

補助金や助成金を元手に開業できるのでは?と思う方もいると思います。しかし、結論から言いますと、補助金と助成金だけは開業できません。創業を支援する補助金や助成金もありますが、申請から給付までに1年程かかります。残念ながら開業前にもらうことができないため、開業や運転資金など、経営に必要なお金は、自己資金や融資などで調達した資金が元手となります。スムーズに開業したい方は、自己資金や金融機関・公的機関の融資での資金調達を考えておくのがベストです。

開業時に利用できる補助金や助成金

実際に開業時に利用できる補助金や助成金は、どのようなものがあるのでしょうか。国や自治体が、地域経済の活性化や社会貢献する開業のサポートなど、数多くあります。但し、予算が決まっているため競争率も高くなります。補助金や助成金情報を専門に扱うサイトを利用して、最新情報をチェックしましょう。

●助成金・補助金の検索サービス「助成金なう」
https://www.navit-j.com/service/joseikin-now/

株式会社ナビットが運営する助成金・補助金の検索サービスです。全国の官公庁、市区町、財団協会11,187機関の助成金・補助金を毎週追加・更新しています。自治体以外にも財団や協会の助成金情報やセミナー情報も掲載されています。

補助金や助成金は、毎年内容が変わります。特に「年度の変わり目」に確認しておくことが大切です!

この記事のまとめ

開業時に利用できる補助金や助成金について解説しました。補助金や助成金は、とてもありがたいサービスですが、申請して直ぐにもらえるわけではないため、補助金や助成金だけでは開業できません。国や自治体などが、一部の資金を後日負担してくれる制度です。補助金や助成金を上手に使い、事業計画と資金計画を立て開業準備を行いまましょう。

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