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スケルトン物件のメリット・デメリット

スケルトン物件

以前の記事でも解説しました「スケルトン物件」。躯体(くたい)だけの状態のため、一から自分のお店をつくり上げていくことができるメリットは大きいですが、デメリットもあります。この記事では、スケルトン物件のメリット・デメリットについて解説します。

■10秒でわかる!この記事の内容
・スケルトン物件の最大のメリットは、一から自分の店をつくり上げられること。
・店づくりは全て自分で準備しなくてはいけない。
・出店費用は、設計・デザイン・工事費や設備機器など、高額になる。

スケルトン物件とは

スケルトンとは、機器や設備、内装が一切ない柱・梁・壁・床など建物の「躯体(くたい)だけの状態」をいいます。前テナントが解約により現状回復で、機器や設備、内装を全て契約前の状態に戻した物件です。配管や電線も全てむき出しの状態で、内装が何もないところからお店をつくり上げていくことになります。また、店舗の賃貸借契約では、退去時にスケルトン状態に戻す現状回復を前提とする物件がほとんどです。スケルトン物件を借りた場合、スケルトン状態で返すことが通常です。

スケルトン物件で出店するメリット

スケルトン物件の概要を確認したところで、スケルトン物件で出店するメリット・デメリットを確認していきましょう。

●内装デザインの自由度が高い
躯体だけで間仕切りなどが施工されていないので、内装デザインの自由度が高くなります。空間のレイアウトやカラーなども自由に決めることができます。内装にこだわりたい、自分のこだわりを反映した店舗にしたい人に向いています。自由にレイアウト・デザインが決められるため、全く新しい店舗として認知してもらえることも特徴です。

●設備や什器を導入しやすい
最新の設備機器や什器も新たに導入するため、メンテナンスや交換時期が長めになることもメリットです。導入したい設備機器に合わせたレイアウトも可能になります。

●物件を選びやすい
店舗の賃貸借契約では、退去時にスケルトン状態に戻す現状回復を前提とする物件がほとんどです。そのため、居抜き物件と比べ、スケルトン物件の数が多いといえます。居抜き物件は、立地はいいけど内装がコンセプトに合わないことも多々あります。スケルトン物件は、希望条件に合う物件が増えますので、理想に近い物件に出会える可能性が高くなります。

●新しい店舗とし認知してもらえる
居抜きの場合は、前の店舗イメージが残ります。スケルトン物件は、内装を一からデザインするため、全く新しい店舗として顧客に認知してもらえます。前テナントにネガティブな印象が合った場合でも、影響を受けにくいといえます。

スケルトン物件のデメリット

次に、スケルトン物件のデメリットを確認していきましょう。

●居抜き物件よりも工事費や設備費用がかかる
店づくりに関して、全て自分で準備するのがスケルトン物件です。そのため、居抜き物件に比べ、設計やデザイン費用、工事費や設備費用が、かなりの高額になります。費用をかけようと思えばどんどん増えてしまうので、資金計画や現実的な事業計画が必要です。

●オープンまでの期間が長くなる
何もない状態から始めるスケルトン物件は、オープンまでの準備期間が長くかかります。また、工事期間も家賃は発生します。工事の段取りを正確に無駄なく組んでいかないと、予定通りにオープンできないこともあります。

●退去時に現状回復工事が必要
スケルトン物件の賃貸借契約は、退去時にスケルトン状態に戻す「現状回復を前提」とする物件がほとんどです。現状回復工事の費用と期間がかることを頭に入れておきましょう。

この記事のまとめ

スケルトン物件のメリット・デメリットについて解説しました。スケルトン物件は、自分の理想の店づくりができますが、予算オーバーになることも多くあります。また、工事期間も長くなります。開業予定日に間に合う物件探しと、工事業者探し、什器手配など、段取りを正確に無駄なく組んで成功させましょう。

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